2010年 05月 11日
ゲシュタルト群化原理 |
脳にはいろんな癖があります。その一つに細部にとらわれず全体を見るという癖があります。
「木の向こうにライオンが見える」状態を想像してみましょう。
実際にその映像を見たときは見えているライオンの各パーツがつながっている保証はありません。
木々の向こう側は見えていないため「ライオンが輪切りになっている」や「ライオンのパーツが落ちている」というふうになるのが今見えている状態を述べた状態になります。
しかし、私たちの脳はライオンをパーツに分解することなく、隠れて見えない部分を補い、一匹のライオンとして総合的に判断します。
このように全体をひとまとめに認識するやり方のことを「ゲシュタルト群化原理」と呼びます。
いわゆる顔文字もその一つです。
また数個の点が特徴を持った動きをすると、そこに人間の存在を感じたり、動きをかえると感情までわかるようになります。
星をみて星座を連想するのも同様の原理です。
身体の触診についても同様なことが起こっていると私は認識しています。
腸骨稜、PSIS、仙骨底、坐骨結節、棘突起、横突起、乳頭突起など、特徴ある部位であるランドマークを触れながら全体をイメージする。
しかし、脳で補っている部分、つまり触れていない部分は実際のところどうなっているかを直接的に知る方法はありません。
もしかすると組織の異常な緊張があるかもしれない。
より細部まで全体像をイメージするには多くの部位を触察しなければなりません。
そして点をより密集させ線に近い状態へと変え、そして面、立体へと想像を転換させます。
そのためには目的の組織をたどるように触れていくことが重要になります。
できるだけ皮膚から浮かすことなく内部を触察する。
今回の勉強会での一番の収穫でした。
にしむら治療院 はり・きゅう・カイロプラクティック
「木の向こうにライオンが見える」状態を想像してみましょう。
実際にその映像を見たときは見えているライオンの各パーツがつながっている保証はありません。
木々の向こう側は見えていないため「ライオンが輪切りになっている」や「ライオンのパーツが落ちている」というふうになるのが今見えている状態を述べた状態になります。
しかし、私たちの脳はライオンをパーツに分解することなく、隠れて見えない部分を補い、一匹のライオンとして総合的に判断します。
このように全体をひとまとめに認識するやり方のことを「ゲシュタルト群化原理」と呼びます。
いわゆる顔文字もその一つです。
また数個の点が特徴を持った動きをすると、そこに人間の存在を感じたり、動きをかえると感情までわかるようになります。
星をみて星座を連想するのも同様の原理です。
身体の触診についても同様なことが起こっていると私は認識しています。
腸骨稜、PSIS、仙骨底、坐骨結節、棘突起、横突起、乳頭突起など、特徴ある部位であるランドマークを触れながら全体をイメージする。
しかし、脳で補っている部分、つまり触れていない部分は実際のところどうなっているかを直接的に知る方法はありません。
もしかすると組織の異常な緊張があるかもしれない。
より細部まで全体像をイメージするには多くの部位を触察しなければなりません。
そして点をより密集させ線に近い状態へと変え、そして面、立体へと想像を転換させます。
そのためには目的の組織をたどるように触れていくことが重要になります。
できるだけ皮膚から浮かすことなく内部を触察する。
今回の勉強会での一番の収穫でした。
にしむら治療院 はり・きゅう・カイロプラクティック
by kosuke-n
| 2010-05-11 23:53