2010年 05月 15日
線毛の細胞骨格 |
前回に引き続き、線毛について
今回は細胞生物学で勉強する。
線毛を輪切りにして透過電子顕微鏡で見ると、レンコンの穴のような模様が現れる。
線毛には中心に1対のシングレット微小管が対になってならび、その周辺に2つの微小管がダブレット微小管として、9対並んでいる。
このダブレット微小管同士は、主としてネキシンと呼ばれるタンパク質からなる架橋構造によってつながれている。各微小管の間は外腕ダイニンと内腕ダイニンという2つのダイニンによって、それぞれの微小管同士の間に滑り運動が起こる。
滑りが起こるときには、ダイニンによってATPが加水分解され、加水分解の化学エネルギーが滑り運動の力学エネルギーに変換されている。線毛内では、微小管は互いにタンパク質によって架橋されているため、微小管が滑る際に微小管の間にひずみが発生し微小管が屈曲する。
今回は細胞生物学で勉強する。
線毛を輪切りにして透過電子顕微鏡で見ると、レンコンの穴のような模様が現れる。
線毛には中心に1対のシングレット微小管が対になってならび、その周辺に2つの微小管がダブレット微小管として、9対並んでいる。
このダブレット微小管同士は、主としてネキシンと呼ばれるタンパク質からなる架橋構造によってつながれている。各微小管の間は外腕ダイニンと内腕ダイニンという2つのダイニンによって、それぞれの微小管同士の間に滑り運動が起こる。
滑りが起こるときには、ダイニンによってATPが加水分解され、加水分解の化学エネルギーが滑り運動の力学エネルギーに変換されている。線毛内では、微小管は互いにタンパク質によって架橋されているため、微小管が滑る際に微小管の間にひずみが発生し微小管が屈曲する。
by kosuke-n
| 2010-05-15 19:50
| 分子・細胞生物学