2010年 10月 20日
小脳皮質からの出力 |
小脳皮質からの出力は小脳の深部にある3種類の小脳核を経由して小脳の外へ出ていく。
虫部の出力は室頂核、中間部は中位核、外側部は歯状核を経由する。
室頂核と中位核の出力線維は脊髄の運動核へ投射し、手足と胴体の運動である体性運動を制御する。
これに対して歯状核の出力線維は視床を経由して大脳皮質の運動野と運動前野へ送られる。
そこで小脳外側部と歯状核は運動の制御に直接関わるのではなく、大脳による運動の計画を助ける働きをしていると考えられている。
片葉小節葉の出力は脳幹にある前庭核へ直接送られ、前庭核は眼球運動に関する脳幹の運動核へ投射して眼球運動を制御し、また脊髄を下行して平衡感覚を制御する。
このように小脳の入出力と機能は3個の区分の間で異なる。
前庭入力を受け、前庭核へ投射して平衡および眼球運動を制御する片葉小節葉は前庭小脳、
脊髄入力を受け脊髄へ投射して体性運動を制御する虫部と中間部は脊髄小脳、
大脳皮質から入力を受け、大脳皮質へ出力を送る外側部は皮質小脳と呼ばれる。
虫部の出力は室頂核、中間部は中位核、外側部は歯状核を経由する。
室頂核と中位核の出力線維は脊髄の運動核へ投射し、手足と胴体の運動である体性運動を制御する。
これに対して歯状核の出力線維は視床を経由して大脳皮質の運動野と運動前野へ送られる。
そこで小脳外側部と歯状核は運動の制御に直接関わるのではなく、大脳による運動の計画を助ける働きをしていると考えられている。
片葉小節葉の出力は脳幹にある前庭核へ直接送られ、前庭核は眼球運動に関する脳幹の運動核へ投射して眼球運動を制御し、また脊髄を下行して平衡感覚を制御する。
このように小脳の入出力と機能は3個の区分の間で異なる。
前庭入力を受け、前庭核へ投射して平衡および眼球運動を制御する片葉小節葉は前庭小脳、
脊髄入力を受け脊髄へ投射して体性運動を制御する虫部と中間部は脊髄小脳、
大脳皮質から入力を受け、大脳皮質へ出力を送る外側部は皮質小脳と呼ばれる。
by kosuke-n
| 2010-10-20 01:36
| 脳科学・心理学