2011年 03月 30日
眼球運動 eye movement |
以前も勉強した項目ではありますが、今回と以前とでは目的が異なります。
目的が異なれば、違った視点でみえるものがあるかもしれません。
同じ内容も何度も何度もいろんなタイミングで学ぶことで常に新しい発見が出来るのではないでしょうか。
参考図書:標準生理学 医学書院
眼球運動は6つの外眼筋によって行われます。
内側直筋、外側直筋、上直筋、下斜筋、下直筋、上斜筋
これらの筋の働きによって、注視する物体の像が中心窩に結像するように視軸が調節されています。
物体が上下左右に動くときは、左右の目の視軸はそろって上下左右に動きます
このような運動は両眼共同運動conjugate eye movementと呼ばれています
これに対して、近い物体と遠い物体とを交互に見るときは、左右の目の視軸がなす角度が変わります。
近くの物体を注視するときに視軸が一転に集まることを輻輳convergence、遠方の物体を注視するときに両眼の視軸が外報へ向かうことを開散divergenceと呼ぶ。。。。
眼球運動を記録する方法に眼球電図electrooculogram(EOG)があります。
眼球電図から、2種類の眼球運動が区別できます
一つは注視点が一点から他の点へ急激に移動する場合に見られる速い運動で、サッケード運動(急速眼球運動)と呼ばれます
もう一つは、ゆっくり動くものを注視する場合の円滑な追跡運動(滑動性運動)です。
走っている電車から車外の景色を眺めるときのように、連続的なパターンの動きを見るときは、ある注視点の動きに合わせて追跡運動が起こるが、あるところまでで眼球運動は急に反対方向へのサッケード運動を起こし、新しい注視点が選ばれています
このような追跡運動と反対方向へのサッケード運動が繰り返される状態を眼振nystagmusと呼ばれています。
眼振の方向はサッケード運動の方向で表す。
上記の場合は視覚パターンの動きによるもので、視運動性眼振optokinetic nystagmusと呼ばれ、
生理的眼振にはその他に、頭部の回転などによって誘発される前庭性眼振vestibular nystagmusがあります
にしむら治療院 はり・きゅう・カイロプラクティック
目的が異なれば、違った視点でみえるものがあるかもしれません。
同じ内容も何度も何度もいろんなタイミングで学ぶことで常に新しい発見が出来るのではないでしょうか。
参考図書:標準生理学 医学書院
眼球運動は6つの外眼筋によって行われます。
内側直筋、外側直筋、上直筋、下斜筋、下直筋、上斜筋
これらの筋の働きによって、注視する物体の像が中心窩に結像するように視軸が調節されています。
物体が上下左右に動くときは、左右の目の視軸はそろって上下左右に動きます
このような運動は両眼共同運動conjugate eye movementと呼ばれています
これに対して、近い物体と遠い物体とを交互に見るときは、左右の目の視軸がなす角度が変わります。
近くの物体を注視するときに視軸が一転に集まることを輻輳convergence、遠方の物体を注視するときに両眼の視軸が外報へ向かうことを開散divergenceと呼ぶ。。。。
眼球運動を記録する方法に眼球電図electrooculogram(EOG)があります。
眼球電図から、2種類の眼球運動が区別できます
一つは注視点が一点から他の点へ急激に移動する場合に見られる速い運動で、サッケード運動(急速眼球運動)と呼ばれます
もう一つは、ゆっくり動くものを注視する場合の円滑な追跡運動(滑動性運動)です。
走っている電車から車外の景色を眺めるときのように、連続的なパターンの動きを見るときは、ある注視点の動きに合わせて追跡運動が起こるが、あるところまでで眼球運動は急に反対方向へのサッケード運動を起こし、新しい注視点が選ばれています
このような追跡運動と反対方向へのサッケード運動が繰り返される状態を眼振nystagmusと呼ばれています。
眼振の方向はサッケード運動の方向で表す。
上記の場合は視覚パターンの動きによるもので、視運動性眼振optokinetic nystagmusと呼ばれ、
生理的眼振にはその他に、頭部の回転などによって誘発される前庭性眼振vestibular nystagmusがあります
にしむら治療院 はり・きゅう・カイロプラクティック
by kosuke-n
| 2011-03-30 23:59
| 解剖学