2011年 07月 31日
左右の定位 |
以前逆さメガネについて学んだときに、左と右のとらえ方について学んだ。
臨床経験的にも鍼での響き感が頚椎の場合、右に針をしても左に響き感が出たり、左に針をして右に響いたりと感覚神経も左右の判別が他の部位と違うことを経験していた。
首という部位は左右という差がないのではないか。
左上肢に行く神経は左の頚椎から出ていく。
左手に針をして右に響くことはまずない。
左の腕神経叢に針をして通電しても右側の上肢に運動は見られない。
首と腕のあいだには左と右を判別する作用がある。
しかし今日、右の首に通電を行うと左の首にも運動が見られた。
この場合は左右両方に運動が見られた。
頚椎の治療は右側が痛くても左の緊張を見て治療すると、本人があまり痛くなく効果が出ていたのでよく反対側から治療を行っていたが、それも何か運動学的な要素以外にも左右の判別という部分から何か機序があるのかもしれない。
頚椎の感覚・運動神経は他の部位と何か違うのだろうか。
しかし解剖学の本にはそのような記述はない。
そうなると未知の領域である脳に関係があるのか。
脳梗塞の後遺症でよく起こる左半側空間無視という症状では空間の左側を無視するのではなく、対象物の左側を無視する。
左と右という概念は逆さめがねの実験でもわかったように、対象とするものによって変わる。
視覚を対象とするのか、動作を対象とするのか。
誰もが左右についての認識はあるのに、まだわかっていないことは多い。
実に興味深い
臨床経験的にも鍼での響き感が頚椎の場合、右に針をしても左に響き感が出たり、左に針をして右に響いたりと感覚神経も左右の判別が他の部位と違うことを経験していた。
首という部位は左右という差がないのではないか。
左上肢に行く神経は左の頚椎から出ていく。
左手に針をして右に響くことはまずない。
左の腕神経叢に針をして通電しても右側の上肢に運動は見られない。
首と腕のあいだには左と右を判別する作用がある。
しかし今日、右の首に通電を行うと左の首にも運動が見られた。
この場合は左右両方に運動が見られた。
頚椎の治療は右側が痛くても左の緊張を見て治療すると、本人があまり痛くなく効果が出ていたのでよく反対側から治療を行っていたが、それも何か運動学的な要素以外にも左右の判別という部分から何か機序があるのかもしれない。
頚椎の感覚・運動神経は他の部位と何か違うのだろうか。
しかし解剖学の本にはそのような記述はない。
そうなると未知の領域である脳に関係があるのか。
脳梗塞の後遺症でよく起こる左半側空間無視という症状では空間の左側を無視するのではなく、対象物の左側を無視する。
左と右という概念は逆さめがねの実験でもわかったように、対象とするものによって変わる。
視覚を対象とするのか、動作を対象とするのか。
誰もが左右についての認識はあるのに、まだわかっていないことは多い。
実に興味深い
by kosuke-n
| 2011-07-31 21:17
| 徒手医学