2011年 11月 23日
時間に関する「間」 |
今度は時間に対する「間」について考察したい。
「間」を外国の方に説明するにはどのような表現がいいか武道をしている知り合いに聞いてみた。
intervalやdistanceが表現としては伝わりやすいのではないかと話していた。
つまり距離とタイミングの意味が「間」というものに含まれている。
手技でも同様にタイミングと言うのは大事である。
手技以外にも問診技術でも重要となる。
話すにも相手の話を聞く場合、そして自分の話を伝える場合、タイミングは重要になる。
マシンガントークのようにどんどん話をしてくる場合、自分の意見を伝えるのはたいへんな苦労である。
そんなときは相手が呼吸するタイミングで会話を割って入る。
相手が話しているときに割って入ろうとしても相手の耳に入らない。
話す内容も相手が受け入れる体勢でないとただ反発される。
話す順序も大切になる。
相手が納得する状況へ段階を踏まないといくら伝えようとしても無駄である。
このように会話においての間は、秒刻みの瞬間のタイミングと数日、数か月という長い経過をみた場合のタイミングと時間の幅が二種類あるように思う。
では手技についてはどうだろうか。
これも同じであると思う。
呼吸に合わせた施術はいろんな治療技術で応用される。
鍼灸でも徒手でも呼吸の動きは注意しないとうまく効果を出せない。
呼吸は瞬間のタイミングである。
手技も状態によってやり方は変わってくる。
急性期では柔らかい治療でないと、相手は反射的に緊張してしまう。
緊張する間も与えない治療か、緊張しないようなやさしい治療を選ばなくてはならない。
症状が落ち着いたり、慢性の症状の場合はある程度変化を与えるだけの力の強さも必要になることもある。
これは長い経過を見た場合のタイミングである。
空手の経験者に聞くと技の振り分けも「間」と関係するという話だった。
相手の意識を操作する。
タイミングよりリズムと表現するほうがいいのかもしれない。
相手のリズムを操作して、自分の技を仕掛けやすくする。
治療技術も同じ手技は相手が構えるため、意識を別の部分に持って行かせないと身構えてしまう。
腱反射テストのように手に力を入れさせて、足への意識をむかせないように身構えさせないようにするテクニックも大切である。
時間単位の小さな「間」は練習しなくてはなかなか身につかないが、単位の大きな「間」は評価と計画が重要になるため、治療後でも考察するのは可能である。
相手が目の前にいるときに努力する先生はたくさんいるが、相手がいないときにもその患者について予習と復習をする先生は少ない。
それができる人になれるようにならなくてはならない。
空手の大会をきっかけとして自分の体だけでなく相手の体をどう使うかというものも考えるようになった。
意識を少し変えて、徒手的な技術の練習をまた一からしていきたい
「間」を外国の方に説明するにはどのような表現がいいか武道をしている知り合いに聞いてみた。
intervalやdistanceが表現としては伝わりやすいのではないかと話していた。
つまり距離とタイミングの意味が「間」というものに含まれている。
手技でも同様にタイミングと言うのは大事である。
手技以外にも問診技術でも重要となる。
話すにも相手の話を聞く場合、そして自分の話を伝える場合、タイミングは重要になる。
マシンガントークのようにどんどん話をしてくる場合、自分の意見を伝えるのはたいへんな苦労である。
そんなときは相手が呼吸するタイミングで会話を割って入る。
相手が話しているときに割って入ろうとしても相手の耳に入らない。
話す内容も相手が受け入れる体勢でないとただ反発される。
話す順序も大切になる。
相手が納得する状況へ段階を踏まないといくら伝えようとしても無駄である。
このように会話においての間は、秒刻みの瞬間のタイミングと数日、数か月という長い経過をみた場合のタイミングと時間の幅が二種類あるように思う。
では手技についてはどうだろうか。
これも同じであると思う。
呼吸に合わせた施術はいろんな治療技術で応用される。
鍼灸でも徒手でも呼吸の動きは注意しないとうまく効果を出せない。
呼吸は瞬間のタイミングである。
手技も状態によってやり方は変わってくる。
急性期では柔らかい治療でないと、相手は反射的に緊張してしまう。
緊張する間も与えない治療か、緊張しないようなやさしい治療を選ばなくてはならない。
症状が落ち着いたり、慢性の症状の場合はある程度変化を与えるだけの力の強さも必要になることもある。
これは長い経過を見た場合のタイミングである。
空手の経験者に聞くと技の振り分けも「間」と関係するという話だった。
相手の意識を操作する。
タイミングよりリズムと表現するほうがいいのかもしれない。
相手のリズムを操作して、自分の技を仕掛けやすくする。
治療技術も同じ手技は相手が構えるため、意識を別の部分に持って行かせないと身構えてしまう。
腱反射テストのように手に力を入れさせて、足への意識をむかせないように身構えさせないようにするテクニックも大切である。
時間単位の小さな「間」は練習しなくてはなかなか身につかないが、単位の大きな「間」は評価と計画が重要になるため、治療後でも考察するのは可能である。
相手が目の前にいるときに努力する先生はたくさんいるが、相手がいないときにもその患者について予習と復習をする先生は少ない。
それができる人になれるようにならなくてはならない。
空手の大会をきっかけとして自分の体だけでなく相手の体をどう使うかというものも考えるようになった。
意識を少し変えて、徒手的な技術の練習をまた一からしていきたい
by kosuke-n
| 2011-11-23 23:09
| 徒手医学