2012年 03月 11日
子供の視線 |
ラルフ・ウォルド・エマーソン
「人間の眼は舌に負けないくらい会話する」
子供に読み聞かせをするイベントの顔合わせに参加してきた。
知人の三歳の子供と赤ちゃんと初対面した。
最初はなかなか目も合わせてくれないし、話も聞いてくれなかったが最後には笑ってくれた。
子供が伝えたいことを読み取るように努力したから安心して接してくれたのかなと感じている。
生後二か月の赤ん坊は母親の顔の中で眼に一番関心を向けている。
六か月になると、自分を見ている顔を見るのに二倍から三倍の時間をかけるようになる。
そして生後一年半ごろから、自分がどのくらい周囲の人々の関心を喚起したかをチェックする様々な行動を取り始める。
ものから親の顔へ、そしてまたものへと視線が動くのは、「あなたもこれを見ているか?」と尋ねているのである。
そして大人が関心を向ければ、幼児の視線は反応を引き起こしたことになる。
こうして強化されて、チェック行動は急速に指さし行動へと進化する。
「あなたもこれを見ているか?」という問いは、「これを見て!」という要求に変わる。
子供が言葉を覚える中心的な方法は、私たちがお互いの関心を喚起するのと同じやり方である。
「バナナ!」わたしがバナナを指して言う。
しかし指さすことの意味がわからなければ、あなたは「バナナ」とは何かを知ることができない。
わたしたちは視線としてただ顔を見るだけではない。表情を読む。
霊長類の大人の表情は、とりわけ子供が神経質になったり不安になっているとき、子供の行動のガイド役を果たす。
つまり親が不安にな表情をしていれば、子供も何か危険が迫っていると考え不安になってしまう。
母親の身体的精神的な余裕が子供に安心感を与えていることが分かる。
私が行っている子供の夜泣き等の治療は、子供ではなく母親に対して行うのはそれが理由である。
「人間の眼は舌に負けないくらい会話する」
子供に読み聞かせをするイベントの顔合わせに参加してきた。
知人の三歳の子供と赤ちゃんと初対面した。
最初はなかなか目も合わせてくれないし、話も聞いてくれなかったが最後には笑ってくれた。
子供が伝えたいことを読み取るように努力したから安心して接してくれたのかなと感じている。
生後二か月の赤ん坊は母親の顔の中で眼に一番関心を向けている。
六か月になると、自分を見ている顔を見るのに二倍から三倍の時間をかけるようになる。
そして生後一年半ごろから、自分がどのくらい周囲の人々の関心を喚起したかをチェックする様々な行動を取り始める。
ものから親の顔へ、そしてまたものへと視線が動くのは、「あなたもこれを見ているか?」と尋ねているのである。
そして大人が関心を向ければ、幼児の視線は反応を引き起こしたことになる。
こうして強化されて、チェック行動は急速に指さし行動へと進化する。
「あなたもこれを見ているか?」という問いは、「これを見て!」という要求に変わる。
子供が言葉を覚える中心的な方法は、私たちがお互いの関心を喚起するのと同じやり方である。
「バナナ!」わたしがバナナを指して言う。
しかし指さすことの意味がわからなければ、あなたは「バナナ」とは何かを知ることができない。
わたしたちは視線としてただ顔を見るだけではない。表情を読む。
霊長類の大人の表情は、とりわけ子供が神経質になったり不安になっているとき、子供の行動のガイド役を果たす。
つまり親が不安にな表情をしていれば、子供も何か危険が迫っていると考え不安になってしまう。
母親の身体的精神的な余裕が子供に安心感を与えていることが分かる。
私が行っている子供の夜泣き等の治療は、子供ではなく母親に対して行うのはそれが理由である。
by kosuke-n
| 2012-03-11 19:15
| 脳科学・心理学