2012年 11月 07日
しびれを診るために必要なこと |
最近、手・足のしびれを訴えてこられる方が増えてきました。
寒さで体が硬直し始めたのが関係あるのかもしれません。
もともとあった症状であるが、最近は特に強くなったとということで来院されている方が多いように感じます。
以前から何度も「しびれ」については考察してきている症状です。
「しびれ」という言葉を使って説明している感覚が人それぞれ違うことが重要であるという話を何度も取り上げています。
問診していて「痛み」は重い痛み、鋭い痛みに大きく分かれるのではないかと思いますが、「しびれ」に関してはピリピリ、感覚がない、違和感、靴下をはいている感じ、重い、鈍い、など人それぞれ感じているものが違ってきます。
そのため、その患者さんが具体的にどのような感覚なのか問診によって明らかにする必要が出てきます。
その表現によって問題となる病態もある程度しぼれるのではないかと感じていますが、痛みと違って、本人にも施術する側によっても効果の評価が難しいことが、治療の難しいものとしている要因なのではないでしょうか。
これはほかの症状でも同じことですが、患者さんが訴えている感覚を表現している言葉が、自分が使っている言葉と同じではないことを頭に入れておかなければなりません。
どんな感覚なのかを具体的に表現した言い方をされていれば、カルテにそのまま書き写す必要があります。
カルテの記入には多くは問診など得られた情報をサマライズする作業が大切で、そのまま書くことは必要となる情報がわかりづらくなりますが、この感覚を具体化した表現に関しては、そのまま記載しないといけません。
評価と施術を続けてうまく変化が出ないときに、もう一度評価し直すときにこの表現が活かされることがよくあるからです。
しびれの治療においてとても重要視するのはこの「感覚の言語化」「神経解剖学」「関連痛が起こる部位の把握」だと感じています
しびれが神経的なものとして評価できたのならば、その神経がどのように枝分かれしているのかを理解し、走行と作用を把握すれば、良い結果が得られるものだということが経験的にわかってきました。
大切なのは、症状と検査から得られる情報から解剖学と照らし合わせる作業だと感じています。
そこでうまく合わないものが、筋肉や関節の関連痛からくるものではないかと最近思っています。
寒さで体が硬直し始めたのが関係あるのかもしれません。
もともとあった症状であるが、最近は特に強くなったとということで来院されている方が多いように感じます。
以前から何度も「しびれ」については考察してきている症状です。
「しびれ」という言葉を使って説明している感覚が人それぞれ違うことが重要であるという話を何度も取り上げています。
問診していて「痛み」は重い痛み、鋭い痛みに大きく分かれるのではないかと思いますが、「しびれ」に関してはピリピリ、感覚がない、違和感、靴下をはいている感じ、重い、鈍い、など人それぞれ感じているものが違ってきます。
そのため、その患者さんが具体的にどのような感覚なのか問診によって明らかにする必要が出てきます。
その表現によって問題となる病態もある程度しぼれるのではないかと感じていますが、痛みと違って、本人にも施術する側によっても効果の評価が難しいことが、治療の難しいものとしている要因なのではないでしょうか。
これはほかの症状でも同じことですが、患者さんが訴えている感覚を表現している言葉が、自分が使っている言葉と同じではないことを頭に入れておかなければなりません。
どんな感覚なのかを具体的に表現した言い方をされていれば、カルテにそのまま書き写す必要があります。
カルテの記入には多くは問診など得られた情報をサマライズする作業が大切で、そのまま書くことは必要となる情報がわかりづらくなりますが、この感覚を具体化した表現に関しては、そのまま記載しないといけません。
評価と施術を続けてうまく変化が出ないときに、もう一度評価し直すときにこの表現が活かされることがよくあるからです。
しびれの治療においてとても重要視するのはこの「感覚の言語化」「神経解剖学」「関連痛が起こる部位の把握」だと感じています
しびれが神経的なものとして評価できたのならば、その神経がどのように枝分かれしているのかを理解し、走行と作用を把握すれば、良い結果が得られるものだということが経験的にわかってきました。
大切なのは、症状と検査から得られる情報から解剖学と照らし合わせる作業だと感じています。
そこでうまく合わないものが、筋肉や関節の関連痛からくるものではないかと最近思っています。
by kosuke-n
| 2012-11-07 16:13
| 解剖学