2010年 11月 15日
滑車神経麻痺の経過 2 |
大きな変化は3回目の治療が終わり、一週間の間に起こっていた。
4回目の治療の時に、患者の母親から
「頭を反対に倒しても複視が起きないのですが最初からそうだったのでしょうか?それとも良くなってきているのでしょうか?」
と聞かれた。
3回目の治療の時には、治療後真っ直ぐ頭を起こすところまではできなかった。
まさかこんな大きな変化が起きるとは思っていなかったためとても驚いた。
しかし、振り向くような回旋の動きの時は複視がすぐに出現してしまう。
側屈の動きは確かに上斜筋を利用するようであるが、回旋の動きは内直筋と外直筋の運動を利用する。
この患者は滑車神経麻痺なのだろうか。
頭位運動と眼球運動の反射機能が誤作動している状態のようだ。
頭の運動を伴わない眼球運動は、正常とはいかないまでも上斜筋が最も働く方向でも動かすことができるし、内直筋を使うこともできる。
ただ頭の回転運動を起こすと、正常の眼球運動が起こらない。
経過観察を続けていく予定である。
4回目の治療の時に、患者の母親から
「頭を反対に倒しても複視が起きないのですが最初からそうだったのでしょうか?それとも良くなってきているのでしょうか?」
と聞かれた。
3回目の治療の時には、治療後真っ直ぐ頭を起こすところまではできなかった。
まさかこんな大きな変化が起きるとは思っていなかったためとても驚いた。
しかし、振り向くような回旋の動きの時は複視がすぐに出現してしまう。
側屈の動きは確かに上斜筋を利用するようであるが、回旋の動きは内直筋と外直筋の運動を利用する。
この患者は滑車神経麻痺なのだろうか。
頭位運動と眼球運動の反射機能が誤作動している状態のようだ。
頭の運動を伴わない眼球運動は、正常とはいかないまでも上斜筋が最も働く方向でも動かすことができるし、内直筋を使うこともできる。
ただ頭の回転運動を起こすと、正常の眼球運動が起こらない。
経過観察を続けていく予定である。
by kosuke-n
| 2010-11-15 23:41
| 徒手医学