2010年 11月 27日
吐き気を伴う頭痛 |
よく頭痛で来られる患者さんが今回、吐き気を随伴してこられた。
朝から胃の不快感と吐き気があり、朝、昼食事をしていない状態で夕方に来られた。
頭痛自体はいつもと同じ位置ではあるが、吐き気を伴うとこちらも怖い感じがする。
項部硬直は見られないので心配される循環器疾患はないだろう。
年齢的にも可能性は低い。
もう少し検査をする必要があったが、座っているのもきつそうなので、触診しながら様子を見ることにした。
食事の有無とタイミングは重要である。
特に座位の治療を多用する私は、大切にしなければいけない問診事項である。
そして、糖尿病を患っている患者さんであれば尚更である。
今回の方は若く糖尿ではないが、食事を全くしていない状態であるので、体力的には弱っている。
血糖も低い状態になっているだろう。
doseは低い状態であるのでいつも通りの治療は行えない。
刺激も弱く、しかし状態がわからないので細かい状態把握はしなくてはいけない。
まずは腹部の状態と頚の状態の関連性であるが、C4に右側方に変異している部分を見つけた。
そこを触っていると胃からこみ上げる感覚があるそうである。
迷走神経の影響なのか、もしくは頚神経の横隔膜にいく線維を刺激してしまったのだろうか。
症状の再現があるので関係はありそうである。
斜角筋も以上緊張があり、肋骨にも緊張がある。
肋骨も刺激すると吐き気が再現される。
腹部の緊張は右の方が強く、浅い繊維だったので腹斜筋であろうか。
反対側に放散もするようで、トリガーポイントも存在していたのかもしれない。
腹離後重はなかったので、内科的な怖い状態は回避できそうであった。
頚からきているのかと思っていたが、Th4,6にも強いfixationがあり、硬い方向に触れると胃に響く。
これは以前からあったもので、胃の状態と一番密接に関係していそうであった。
そういったところを少し改善すると、なんとか状態は快復していった。
今回、考えなくてはならない重要なことは体力が低下してることである。
症状を軽減させるのはもちろんであるが、勇気を持って治療を止めることも必要である。
深追いは状態を急に悪化させることもある。
2,3日落ち着いていればいいのだが・・・。
少し様子を見なくてはいけなそうな状態であった。
また次回にしっかり治療後の経過も聞く必要がある。
朝から胃の不快感と吐き気があり、朝、昼食事をしていない状態で夕方に来られた。
頭痛自体はいつもと同じ位置ではあるが、吐き気を伴うとこちらも怖い感じがする。
項部硬直は見られないので心配される循環器疾患はないだろう。
年齢的にも可能性は低い。
もう少し検査をする必要があったが、座っているのもきつそうなので、触診しながら様子を見ることにした。
食事の有無とタイミングは重要である。
特に座位の治療を多用する私は、大切にしなければいけない問診事項である。
そして、糖尿病を患っている患者さんであれば尚更である。
今回の方は若く糖尿ではないが、食事を全くしていない状態であるので、体力的には弱っている。
血糖も低い状態になっているだろう。
doseは低い状態であるのでいつも通りの治療は行えない。
刺激も弱く、しかし状態がわからないので細かい状態把握はしなくてはいけない。
まずは腹部の状態と頚の状態の関連性であるが、C4に右側方に変異している部分を見つけた。
そこを触っていると胃からこみ上げる感覚があるそうである。
迷走神経の影響なのか、もしくは頚神経の横隔膜にいく線維を刺激してしまったのだろうか。
症状の再現があるので関係はありそうである。
斜角筋も以上緊張があり、肋骨にも緊張がある。
肋骨も刺激すると吐き気が再現される。
腹部の緊張は右の方が強く、浅い繊維だったので腹斜筋であろうか。
反対側に放散もするようで、トリガーポイントも存在していたのかもしれない。
腹離後重はなかったので、内科的な怖い状態は回避できそうであった。
頚からきているのかと思っていたが、Th4,6にも強いfixationがあり、硬い方向に触れると胃に響く。
これは以前からあったもので、胃の状態と一番密接に関係していそうであった。
そういったところを少し改善すると、なんとか状態は快復していった。
今回、考えなくてはならない重要なことは体力が低下してることである。
症状を軽減させるのはもちろんであるが、勇気を持って治療を止めることも必要である。
深追いは状態を急に悪化させることもある。
2,3日落ち着いていればいいのだが・・・。
少し様子を見なくてはいけなそうな状態であった。
また次回にしっかり治療後の経過も聞く必要がある。
by kosuke-n
| 2010-11-27 00:13
| 徒手医学