2011年 05月 28日
リエゾン精神医学的アプローチ |
いつも来られている患者さんが、最近ひどい足の痛みを訴えている。
いつも一緒に治療に来ていた仲の良い方に怪我を負わせてしまったらしく、ひどく落ち込んでいることがその症状の背景にあるようだ。
もともとある脊柱管狭窄症による障害をひどく悲観してしまっている。
その障害がもとで友人に怪我を負わせてしまい、さらに狭窄症の症状で自分自身苦しむといった具合である。
リエゾン精神医学的アプローチに対する理解を深めたいと思う。
退行性脊椎疾患についてだが、症状増悪や遷延化には、精神医学的問題が深く関与していることが最近明らかにされている。
精神医学的問題を合併している症例では、不眠、抑鬱、およびイライラ感といった非特異的な症状を高率に合併している。
このような症例は2群に大別できる。
1つは、気分障害や不安障害により身体症状が影響されている症例である。
これらの症例では、精神科による治療を併用することで身体症状の軽快が容易に得られる。
もう一つは、身体表現性障害、適応障害、および人格障害に分類される精神医学的問題により身体症状が影響を受けている症例である。
これらの症例では、整形外科と精神科の両化での治療を行っても身体症状を軽快させることが困難である。
参考図書:腰痛 著書 菊地臣一 医学書院
今回の症例では、抱えている疾患に対して良い変化を指し示すことが大事である様に思えた。
患者さんは、自分の末梢の感覚が鈍いこと、痛いこと、歩行が不安定なこと、これらを強く訴えている。
その症状に対して、説明とそして小さな変化でも良いから実感できる前向きな変化を見せることが一番ではないだろうか。
私はカウンセラーではないので言葉で悩みを解決することはできないが、カウンセラーにはできない技術を持ってできることをしなくてはならない。
その患者の身体について現在どのような状態なのかを理解し、前向きになってもらえるような変化を出せるように頑張っていこうと思う
いつも一緒に治療に来ていた仲の良い方に怪我を負わせてしまったらしく、ひどく落ち込んでいることがその症状の背景にあるようだ。
もともとある脊柱管狭窄症による障害をひどく悲観してしまっている。
その障害がもとで友人に怪我を負わせてしまい、さらに狭窄症の症状で自分自身苦しむといった具合である。
リエゾン精神医学的アプローチに対する理解を深めたいと思う。
退行性脊椎疾患についてだが、症状増悪や遷延化には、精神医学的問題が深く関与していることが最近明らかにされている。
精神医学的問題を合併している症例では、不眠、抑鬱、およびイライラ感といった非特異的な症状を高率に合併している。
このような症例は2群に大別できる。
1つは、気分障害や不安障害により身体症状が影響されている症例である。
これらの症例では、精神科による治療を併用することで身体症状の軽快が容易に得られる。
もう一つは、身体表現性障害、適応障害、および人格障害に分類される精神医学的問題により身体症状が影響を受けている症例である。
これらの症例では、整形外科と精神科の両化での治療を行っても身体症状を軽快させることが困難である。
参考図書:腰痛 著書 菊地臣一 医学書院
今回の症例では、抱えている疾患に対して良い変化を指し示すことが大事である様に思えた。
患者さんは、自分の末梢の感覚が鈍いこと、痛いこと、歩行が不安定なこと、これらを強く訴えている。
その症状に対して、説明とそして小さな変化でも良いから実感できる前向きな変化を見せることが一番ではないだろうか。
私はカウンセラーではないので言葉で悩みを解決することはできないが、カウンセラーにはできない技術を持ってできることをしなくてはならない。
その患者の身体について現在どのような状態なのかを理解し、前向きになってもらえるような変化を出せるように頑張っていこうと思う
by kosuke-n
| 2011-05-28 00:11
| 徒手医学