2012年 01月 11日
論理的思考 カルテ 症例検討 |
今年はカルテの書き方や症例検討についてやり方考え方を変えていこうと思う。
去年研修させてもらった治療院では一症例に対して、先生が行ったことを記入しそれに対する考察を加える。
何を行っているのかや、なぜその施術を行ったのかを考察する。
そのレポートを提出し訂正をしてもらう。
行った施術が同じ手技であっても目的が変われば、やり方が少し変わる。
何をしているのかを考えることは、何を目的にしているのかを考えることにつながり、目的を考えることはどういう状態なのかを把握することになる。
実際自分が施術する時はその流れの反対のことをするのだが、結果から物事を考察すると、状態を把握した時に何をすればどういう結果が出るか予測できる。
結果を予測することができれば最短経路で結果を出すのに役に立つ。
現在治療に多くの時間を費やしてしまう。
時間がかかると、たくさんの人を治療することはできないし、患者さんにとっても負担になる
それを乗り越えるには、症例に対して評価、計画、行動そしてまた評価を繰り返していかなければならない。
カルテの記載と症例検討はその作業である。
治療時間を短くするには、不必要な手技を減らすことであるため、多くの症例検討から一番効果の良い治療法を選択していく。
論理的思考で症例に対して検討するということ
まずは状況を文章化したうえで、より簡単な表現に書き直す
過去の症例に対して身についたパターンが潜んでいないか探す
他の分野から応用できそうな論理を引っ張ってくる
この三つをテーマにしばらく勉強していこうと思う。
日経メディカルから私が症例報告を書き続ける理由というブログがありました
症例報告こそが原点
本格的な臨床研究というと、多くの人は大規模試験を思い浮かべます。しかし、厚労省・PMDAでの新薬審査は、何千例ものランダム化比較試験とて、一つ一つの症例の積み重ねに過ぎないことを教えてくれました。
大規模試験が個々の症例の積み重ねであるならば、臨床研究の原点は目の前の患者の研究、つまり症例報告に他なりません。そう言っているのは何も私だけではありません。多くの先達が症例報告の大切さを説いています1)。New England Journal of Medicine(NEJM)の一番の売り物が、Case Records of the Massachusetts General Hospitalであることは、本ブログの読者の誰しもが認めるところでしょう。しかし、国内ばかりでなく、海外でも非常に多くの医師が、「今時、症例報告を受け取ってくれる雑誌などない」と、素朴な勘違いをしているようです。
去年研修させてもらった治療院では一症例に対して、先生が行ったことを記入しそれに対する考察を加える。
何を行っているのかや、なぜその施術を行ったのかを考察する。
そのレポートを提出し訂正をしてもらう。
行った施術が同じ手技であっても目的が変われば、やり方が少し変わる。
何をしているのかを考えることは、何を目的にしているのかを考えることにつながり、目的を考えることはどういう状態なのかを把握することになる。
実際自分が施術する時はその流れの反対のことをするのだが、結果から物事を考察すると、状態を把握した時に何をすればどういう結果が出るか予測できる。
結果を予測することができれば最短経路で結果を出すのに役に立つ。
現在治療に多くの時間を費やしてしまう。
時間がかかると、たくさんの人を治療することはできないし、患者さんにとっても負担になる
それを乗り越えるには、症例に対して評価、計画、行動そしてまた評価を繰り返していかなければならない。
カルテの記載と症例検討はその作業である。
治療時間を短くするには、不必要な手技を減らすことであるため、多くの症例検討から一番効果の良い治療法を選択していく。
論理的思考で症例に対して検討するということ
まずは状況を文章化したうえで、より簡単な表現に書き直す
過去の症例に対して身についたパターンが潜んでいないか探す
他の分野から応用できそうな論理を引っ張ってくる
この三つをテーマにしばらく勉強していこうと思う。
日経メディカルから私が症例報告を書き続ける理由というブログがありました
症例報告こそが原点
本格的な臨床研究というと、多くの人は大規模試験を思い浮かべます。しかし、厚労省・PMDAでの新薬審査は、何千例ものランダム化比較試験とて、一つ一つの症例の積み重ねに過ぎないことを教えてくれました。
大規模試験が個々の症例の積み重ねであるならば、臨床研究の原点は目の前の患者の研究、つまり症例報告に他なりません。そう言っているのは何も私だけではありません。多くの先達が症例報告の大切さを説いています1)。New England Journal of Medicine(NEJM)の一番の売り物が、Case Records of the Massachusetts General Hospitalであることは、本ブログの読者の誰しもが認めるところでしょう。しかし、国内ばかりでなく、海外でも非常に多くの医師が、「今時、症例報告を受け取ってくれる雑誌などない」と、素朴な勘違いをしているようです。
by kosuke-n
| 2012-01-11 21:19
| 徒手医学