2012年 04月 27日
急性期の痛みに対しての考察 |
実費の診療を始めてから、急性期の患者さんを診ることはだいぶ減りました。
以前はぎっくり腰や寝違いの急性期の痛みも診ることが多かったですが、最近は自分の治療院ではほとんどといって言いほど少ない状態でした。
先日、以前から診ていた患者さんが急性期の症状を持って来院されました。
このように以前から来られている方が急性期の痛みを訴えることは多くなるかもしれません。
全身が過敏な状態、いわゆるアロディニアの状態です。
CRPSとも表現される状態に近いのかもしれません。
触れるだけで痛む
全身のしびれと熱感
めまいと吐き気、そして食欲不振
体動時にはめまいと吐き気が起こるため何度も体位の変換はできない。
触れるだけでも、少し動かしても痛い。
このような状態になっていると今まで勉強していた動作の伴う検査法などは全然役に立ちません。
病院で診てもらっているので、危険な状態ではないとわかっていても気をつけなくてはいけません。
おもに動作を治療の軸においているので、動作ができないというのは治療方針を完全に変える必要があります。
触刺激での痛みが現れること、熱感があることは炎症が続いていることと交感神経系の亢進も考えられます。
強い刺激はもちろん行えません。
刺激により鎮痛効果を期待することはできますが、ここまで過敏になっていると苦痛の方が強くります。
ここで活かされたのが今まで勉強していたモーションパルペーションでした。
できるだけ弱い力で関節の動きをとらえる練習をしていたのが役に立ちました。
相手にも悟られないくらいの弱い力、触れている力だけで硬いところと柔らかいところを見つける。
硬いところには、手のひらを当てひたすら待つ。
足のしびれが強く起こっていたのは仙骨の動きを取り戻すことでだいぶ改善されました。
胸椎の可動性も取り戻すと身体が起こしやすくなり、背中の突っ張り感もだいぶ改善し、自然と肩の痛いのも落ち着いついてきました
めまいとそれに伴う吐き気は以前あるが、良くなる兆しが見えたと思っています。
触っているくらいの刺激であそこまで変化が出ることは経験しないとわからないものです。
この経験は大事にしていかなければならないと思っています。
施術にだいぶ時間がかかってしまったので体力がだいぶ奪われているかが心配です。
悪いところを見つけることをもっと早く見つけることができれば、患者さんの負担も少なく済みます。
これからも練習を続けて、少しでも苦痛の少ない施術で症状を改善できたらと思っています
以前はぎっくり腰や寝違いの急性期の痛みも診ることが多かったですが、最近は自分の治療院ではほとんどといって言いほど少ない状態でした。
先日、以前から診ていた患者さんが急性期の症状を持って来院されました。
このように以前から来られている方が急性期の痛みを訴えることは多くなるかもしれません。
全身が過敏な状態、いわゆるアロディニアの状態です。
CRPSとも表現される状態に近いのかもしれません。
触れるだけで痛む
全身のしびれと熱感
めまいと吐き気、そして食欲不振
体動時にはめまいと吐き気が起こるため何度も体位の変換はできない。
触れるだけでも、少し動かしても痛い。
このような状態になっていると今まで勉強していた動作の伴う検査法などは全然役に立ちません。
病院で診てもらっているので、危険な状態ではないとわかっていても気をつけなくてはいけません。
おもに動作を治療の軸においているので、動作ができないというのは治療方針を完全に変える必要があります。
触刺激での痛みが現れること、熱感があることは炎症が続いていることと交感神経系の亢進も考えられます。
強い刺激はもちろん行えません。
刺激により鎮痛効果を期待することはできますが、ここまで過敏になっていると苦痛の方が強くります。
ここで活かされたのが今まで勉強していたモーションパルペーションでした。
できるだけ弱い力で関節の動きをとらえる練習をしていたのが役に立ちました。
相手にも悟られないくらいの弱い力、触れている力だけで硬いところと柔らかいところを見つける。
硬いところには、手のひらを当てひたすら待つ。
足のしびれが強く起こっていたのは仙骨の動きを取り戻すことでだいぶ改善されました。
胸椎の可動性も取り戻すと身体が起こしやすくなり、背中の突っ張り感もだいぶ改善し、自然と肩の痛いのも落ち着いついてきました
めまいとそれに伴う吐き気は以前あるが、良くなる兆しが見えたと思っています。
触っているくらいの刺激であそこまで変化が出ることは経験しないとわからないものです。
この経験は大事にしていかなければならないと思っています。
施術にだいぶ時間がかかってしまったので体力がだいぶ奪われているかが心配です。
悪いところを見つけることをもっと早く見つけることができれば、患者さんの負担も少なく済みます。
これからも練習を続けて、少しでも苦痛の少ない施術で症状を改善できたらと思っています
by kosuke-n
| 2012-04-27 22:21
| 徒手医学