2012年 07月 12日
肩関節疾患 スポーツ分野での自分の役割 |
スポーツ分野で活躍する方を施術する場合の注意点を考えていきます。
一般的な理想とする左右差がなく歪みのない身体を、トレーナーそして患者さん自身が求めているとは限らないことがポイントであると考えています。
右利き投手を例に挙げると、下半身を固定させ、右側の体幹から上肢にかけては大きな動きを実現しなければなりません。
体幹の可動域は左右に差が生じることは異常ではなく、競技の特異性です。
その差を取ることがその選手とトレーナーの目的ではない。
目的はどこかの部位の障害、もしくはその予防であって、左右差のない身体を作ることが目的ではないことは念頭に置いておかなければなりません。
私自身がすることは投球、送球フォームそのものを指導することは難しいので、バイオメカニクス的見地から動きを確認し、関節の動きの異常を見つけ、そして改善させる。
トレーナーや選手自身が目的とした動作の獲得を目指すための身体の動きの異常を見つけることが大切になります。
選手が普段行う動作からどのような関節の動きが含まれているかを想像し、そして検査する。
そのため解剖学の深い知識が必要になります。
一般解剖学に記述されているのは、基本肢位での筋肉・関節の動きであって、複雑な動作時での細かい作用は記載されていません。
運動学や、関節生理学の医学書であっても、すべてのスポーツの動きを記載できるものではないし、あくまでもその瞬間の骨格系のメカニズムが書かれているで連動した動きの中を記載できているのは存在しません。
最近では動画やCADでわかりやすいものが出てはいますが、それが患者さん個人の動きと全く同じかといわれればわかりません。
そのため解剖学をもとに動きの流れを把握できる技術が必要になります。
もっとも難しいのは通常の姿位では検査に異常が出ないことが多いということです。
投球動作を今回も例にとれば、肩のゼロポジション時に異常が出たり、フォロースルーの足の伸展時に腰が痛いなど特定の姿勢を立ったときにのみ異常があらわれる場合が多く、
そういった場合は本人も自覚していない細かい異常を読み取れる技術が必要になってきます。
自分の頭の中で治療過程を作り上げるのではなく、患者自身やトレーナーと目的の状態に近づくためい何度も動きを確認しながら施術することが大切なのではないでしょうか
一般的な理想とする左右差がなく歪みのない身体を、トレーナーそして患者さん自身が求めているとは限らないことがポイントであると考えています。
右利き投手を例に挙げると、下半身を固定させ、右側の体幹から上肢にかけては大きな動きを実現しなければなりません。
体幹の可動域は左右に差が生じることは異常ではなく、競技の特異性です。
その差を取ることがその選手とトレーナーの目的ではない。
目的はどこかの部位の障害、もしくはその予防であって、左右差のない身体を作ることが目的ではないことは念頭に置いておかなければなりません。
私自身がすることは投球、送球フォームそのものを指導することは難しいので、バイオメカニクス的見地から動きを確認し、関節の動きの異常を見つけ、そして改善させる。
トレーナーや選手自身が目的とした動作の獲得を目指すための身体の動きの異常を見つけることが大切になります。
選手が普段行う動作からどのような関節の動きが含まれているかを想像し、そして検査する。
そのため解剖学の深い知識が必要になります。
一般解剖学に記述されているのは、基本肢位での筋肉・関節の動きであって、複雑な動作時での細かい作用は記載されていません。
運動学や、関節生理学の医学書であっても、すべてのスポーツの動きを記載できるものではないし、あくまでもその瞬間の骨格系のメカニズムが書かれているで連動した動きの中を記載できているのは存在しません。
最近では動画やCADでわかりやすいものが出てはいますが、それが患者さん個人の動きと全く同じかといわれればわかりません。
そのため解剖学をもとに動きの流れを把握できる技術が必要になります。
もっとも難しいのは通常の姿位では検査に異常が出ないことが多いということです。
投球動作を今回も例にとれば、肩のゼロポジション時に異常が出たり、フォロースルーの足の伸展時に腰が痛いなど特定の姿勢を立ったときにのみ異常があらわれる場合が多く、
そういった場合は本人も自覚していない細かい異常を読み取れる技術が必要になってきます。
自分の頭の中で治療過程を作り上げるのではなく、患者自身やトレーナーと目的の状態に近づくためい何度も動きを確認しながら施術することが大切なのではないでしょうか
by kosuke-n
| 2012-07-12 14:39
| 徒手医学